クルマに乗らなくなって、もう7年になる。別段、不便を覚えたこともないし、クルマを保有しないことの経済的メリット、交通事故を起こす心配がないこと、などは私が予測していた以上に大きい。地下鉄や市バス等に無料で乗れる「特別優待乗車証」をフル活用している。月に3万円は確実にトクをしているだろう。
さて、ETCやカーナビを着けないまま、クルマを卒業した私は、昨今のクルマ事情に極めて疎いが、ガソリンなどによる内燃機関で動く仕組みから、電気自動車へと一気に転換しようとしているようだ。
その橋渡し役として位置づけられてきた「ハイブリッド」つまりプリウスなどは急速に時代遅れとなっていく気配である。考えれば、ハイブリッドはとてつもなく技術的に難しい代物だ。
一方、電気自動車は、乾電池とモーターで動くプラモデルと大差がない。部品の数も、内燃機関の三分の一程度らしい。問題は、電気エネルギーをどこから得るかだろう。街は排ガスがなくなってキレイ、でもその電源は原発から生み出すのなら…である。