リオ五輪の開催がかなりあやしくなってきた。施設建設の遅れ、資金不足、開催組織の解体的危機などが多重的に連鎖している。通貨レアルは暴落し、失業者があふれている。国家としてデフォルト寸前なのだろう。
ラテンの国だからなんとかなるか。そうでもないようだ。治安は極端に悪い。これはいまに始まったことでもない。殺人は、日本の50倍以上発生しているようだが、貧民屈ファベーラ内では、統計すらとれない。
もともと一都市で「同時期になんでもかんでもやりなさい」という設定が、とっくに限界になっている。それぞれのスポーツには、ふさわしい気候条件がある。これを無視して、テレビの放映権が高くなる時期という理由ででIOCは動いている。ただの利権集団に過ぎない。
私自身は2016年リオ五輪が総破綻することを願っている。別に願わなくてもそうなるようだが…。2020年の東京も聖火台をどうするか決めずに、新国立のデザインを決めてしまった。死んでしまったが、イランの女性建築家はあの世で笑っているのかも知れない。
8月の東京でマラソンを走るなど、命がけだろう。世界のスポーツマンが競う機会はあってもいいだろう。種目ごとに世界で一番ふさわしいところでやればよい。できれば毎年開催して欲しい。4年に1度では、選手のピークと合う・合わない、のハンディがある。
東京五輪召致演説で、福島原発は「アンダーコントロール」と大嘘をついたアベ。その報いは必ずくるだろう。汚染水問題・メルトダウンした核燃料のとりだし、廃炉の手順などなど、すべてが OUT OF CONTROL
である。