少し前の話になるが、イラク戦争へ米英軍らとともに、オーストラリア軍は参戦した。つまり、イスラムの敵としてムスリムはこれを決して忘れていない。
2002年10月、バリ島南部の繁華街クタで、路上に止めてあった自動車爆弾が爆発、向かいのディスコ（サリクラブ）など多くの建物が吹き飛んで炎上し、外国人観光客を含む202名が死亡した。犯行声明は無かったが、インドネシア当局は国内のイスラム過激派「ジェマ・イスラミア」（Jemaah Islamiyah、通称JI）幹部の多数を犯行容疑で拘束した。世界有数の観光地で発生したテロは衝撃を与えた。
この爆弾テロによる被害者は21ヶ国の外国人観光客に及び、88名のオーストラリア人、38人のインドネシア人、28人のイギリス人を含んだ。
このディスコを私は知っている。入ってはいないけどね。もともとバリ島にはオージーがたくさんくるけど、クタあたりは特に多い。ヨーロッパ系はサヌールなどにいる。つまり、このテロはイラクへ侵攻したオーストラリアへの報復なのである。なにせ、英連邦の国なのである。
実は、昨日、午後１時頃から午後４時あたりまで、阪急四条や京阪三条あたりをウロウロしていたのだ。丸善書店が２年前にリューアルしてすごく雰囲気がよかった。
梶井基次郎の小説「檸檬」に丸善京都店が出てくるので、それに因んで、檸檬がいっぱいありますよ。
カフェの壁画はもちろん本物ではありませんが狩野派の重要文化財の超精密模写です。下の絵本をプレゼントとして買い求めました。もうすぐ１歳になる女の子へ贈ります。
さて、冒頭の話に戻ろう。京阪三条駅の交差点にある観光案内板と自身のタブレットを眺めては考え込んでいるブロンドの女性がいた。お困りですか、と話しかけたら、先斗町へ行きたいらしいけどもうひとつ道がわからない、ということだった。メルボルン大学の修士さん。すぐ近くだから案内しましょうか、と言ってみたら ARE YOU SURE? I AM VERY HAPPY とのこと。先斗町のことは、事前学習で彼女のほうがよく知っているぐらい。小雨なので、舞妓さんの姿もなかった。
話は、国連でのトランプ演説に移り、北朝鮮情勢から、核戦争への危惧、そして冒頭のイラク参戦に及ぶ。唯一の戦争被爆国である日本がアメリカの核の傘の下にいることについてもお話しをしてくれた。彼女はとてもクレバーな方です。「あなたは英語圏へ留学していたの」と聞かれたので、「いや、ずっと日本にいる。貿易の仕事をしていたわけでもない」と答えるしかない。
彼女と別れて、伏見の親戚宅へ立ち寄り、１８時４５分キックオフのアメリカンフットボール「京大 対 関学」を西京極で観戦した。京大席に座っていたとき、後ろのおかあさんは、自分の息子が関学の選手にタックルされると「うちの子をいじめたらあかん！」と絶叫していた。この試合のディレクターは、関西協会滋賀県の理事長さん。吉川太逸先生のことで話が盛り上がった。おわり。