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Channel: 神戸・元町からの気まぐれ日記
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野口さんのランニングフォーム

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 マラソン女子の2004年アテネ五輪金メダルで日本記録保持者の野口みずき(37)=シスメックス=が現役を引退する意向を固めたことが14日分かった。15日に記者会見を開いて正式に表明する。3月13日に開かれたリオデジャネイロ五輪代表の最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンで23位に終わり、3度目の五輪代表を逃していた。
 野口は三重県出身。三重・宇治山田商高から実業団入りし、初マラソンだった02年の名古屋国際女子マラソンで初優勝。04年のアテネ五輪で金メダルに輝き、05年には現在も残る2時間19分12秒の日本記録を樹立した。2連覇を狙った北京五輪は直前の故障のため欠場した。
 05年にグローバリー陸上部からシスメックスに移籍。13年には神戸市西区に活動拠点を移し、復活を期したが、度重なるけがや体調不良に苦しみ、2年7カ月ぶりのマラソンとなった13日のレースも自己ワーストの2時間33分54秒でフィニッシュした。

彼女の走り方は、かなり特異だ。ストライドが身長ほどもあってキックが強く、弾むように走る。このことは多くの人が認めている。
私が一番気になるのは、腕の振りだ。左右が均等でなく、右肘をひいたとき、右手は体側へ振れてしまう。左手はそうでもない。肩甲骨周辺部の柔軟性と可動域が、左右で異なるからこうなってしまう。肘と腕を後方にひくことで、それをきっかけとして脚部が前方へ振り出される。肘と腕が、後方ではなく斜め後ろでは、具合が悪い。みなさんも、手をぶらりと下げて走ってみたらよーくわかるだろう。
肩甲骨周辺部と骨盤の関係は、数百万年か前に人類が四つ足から二足歩行に変わったことでもわかるように、四つ足歩行の名残。4本の足の支えなのだ。四つ足で走る動物が、その1本でも可動域等に問題があると、残る3本にも連動する。彼女のコーチ陣らは、どうしてこれを直そうとしなかったのか、よくわからない。

私が一番美しいと思うマラソンランナー フランク・ショーター
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オリンピックを狙うような選手は、大方「走り込み過ぎ」だと思っている。40歳を越えてから走り始めた市民ランナーが、マラソンで3時間を切ってしまったというのはよくある話だ。

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