国と東京都の間で、建設費の費用負担をめぐり泥沼化している。多くの人は2020年までに、と勘違いしているようだが、その前年に開催されるワールドカップラグビーのメインスタジアムとしても位置づけられている。
だから、もう4年もないのだ。開閉式の屋根をつけるどうか、の段階ではない。いますぐ着工しなくては間に合わぬレベルである。遅延の元凶は、イラン人のデザインを支持続ける安藤忠雄である。
北京やロンドンのメイン会場は、それぞれ500億円程度で建設された。なぜ、「新国立」が2000億円を超えてしまうのか。首都圏には、横浜総合競技場や埼玉球技場という立派な施設があるではないか。開会式+陸上競技は横浜で、サッカーの決勝は埼玉でやればよい。
そもそも、各種目を一都市で同時に開催する、というIOCの方針そのものが間違っているのではないか。メダルの数などどうでもよい。禁煙の徹底と糖尿病対策に重きをおけば、人類の健康度は飛躍的に上昇する。FIFAと同じように、巨大な利権集団となったIOCは解散すべきだ。