Quantcast
Channel: 神戸・元町からの気まぐれ日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1813

BE KOBE

$
0
0
イメージ 1

神戸市は、近年になり都市の標語として、BE KOBE を用いている。このロゴをメリケンパークなどにモニュメントとして大きく表示し、また商標登録もしているようだ。請求者は、言語表現として BE KOBE に強い違和感を覚えるので、その「違和感の根拠」を書き記すとともに、この英語もどきの標語がいかなる経緯や検証等を経て、神戸市のまちづくりの指標として行政も用いるようになったかを示す、すぺての公文書の類の開示を求める。請求者が求めているのは、「英語もどき」の「和製英語」を採用した経緯等に関するもので、「BE KOBE」がなにを意味するかに、興味も関心もない。
おそらく大半の日本人に、BE動詞を冒頭にした例文で一番に馴染みがあり、かつ有名なのは、“Boys, be ambitious!” であろう。これは、以下に記した文章の冒頭である。 
 “Boys, be ambitious! Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement, not for that evanescent thing which men call fame. Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.”

言うまでもないが、ambitious は形容詞である。BE を冒頭に用いた日常的な英語には、BE HAPPY,   BE FREE,  BE CAREFUL NOT TO CATCH A COLD などがある。BE TRUE は Bruce Springsteen のヒット曲のタイトルでもあるからよく知られている。基本的にBEを頭にすれば、その次は形容詞に限られる。形容動詞がくることもない。ましてや名詞が続く例は希有だ。あえて例をあげれば、BE MY GUEST ぐらいではないか。これは命令文ではなく、YOU ARE MY GUEST (私にまかせて、おごらせて)の変形と考えるべきだろう。
 歌手の吉川 晃司は1988年12月10日に2人のユニット「COMPLEX」を結成し、その第一弾シングルとして「BE MY BABY」がリリースしたが、このタイトルは和製英語として考えるべきかな。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1813

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>