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Channel: 神戸・元町からの気まぐれ日記
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民事調停 申立書

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この前も申し上げたように、完成してから1年近いのに、入居者はなく不動産市場で販売されていないのは、かなりの異常な事態です。仮に1戸の家賃が6万円としたら、12戸で72万円ですから、すでに1000万円近い賃貸料が入らない訳です。無人でも廊下の電気代やセコムへの支払いもあります。家賃収入を融資を受けたK銀行へ弁済する原資と予定していた投資用の物件でしょうから、まったくあてがはずれたということでしょう。空室の家賃補償で〇〇ともめているのでしょうか。すでに訴訟に移行しているかとも推側しています。
 銀行には金融庁と日銀の監査が定期的に入ります。ここで不良債権と認定されるのが金融機関には一番「いたい」ことです。日銀や金融庁は抵当権の実行、つまり強制競売の申立を銀行へ迫るのがふつうです。この形跡が不動産登記簿で見えないのは、訴訟で係争中という事情くらいしか考えられません。
 固定資産税・都市計画税は、1月1日の所有者に、つまり本年5月から課税されるので、神戸市への滞納はまだ発生していませんが、不動産取得税は県税でこれも滞納する可能性があります。
 
 仮に、あなたがオーナーなら多少の損益を出しても物件を第三者に売却してしまいたい、と考えても不思議ではないでしょう。ところが、この物件に関して、民事調停の申立を受けていると、宅建法では買い主への「重要事項の説明」に入ってしまうので、省くことができません。これを隠して売買契約をしたら、契約の無効を相手から主張されてしまう可能性が大きいのです。こういう意味でも民事調停の申立は意味があるのかもしれないのです。建物は2×4の木質系なので、密閉した状態で放置が続けばシロアリ等の被害も心配されるでしょう。建物は使って通気性を確保しないとすぐにも劣化します。3人の男が入っていったとのことですが、安く買い叩く専門業者かもしれませんね。
 
自分いうのもなんですが、こうした背景等を考慮して「作戦」を練られる「素人」は、そう多くないと思います。従前の家屋が除却されたときのお写真、よかったですね。お子さんたちにもあれが一番でしょうね。

ところで、錦織クン勝ちましたね。


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