2018.05.27
新潟市北区の渋谷甲哉さんと長男の空くんは今月5日に阿賀野市の五頭連山に入り、翌朝に「これから下山する」と家族に連絡があってから行方がわかっていません。遭難から3週間となる27日も約20人態勢で親子が登ったとみられる標高954mの松平山や周辺の川などを捜索していますが手がかりがつかめていません。警察は親子が登山の前に立ち寄ったとみられるコンビニの防犯カメラの写真を公開するなどして情報提供も呼びかけています。阿賀野署の岡由章署長は「今しばらく捜索を継続し発見に全力をあげます」とコメントしています。
残酷だが、「もう生きている可能性は絶望的」だ。警察の初動ミスがすべてだろう。夕刻になって家族が近くの派出所へ連絡したのは、登山したその日だ。「ビバークする」との連絡が自宅へあったからだ。この家族からの救助要請を交番のアホ警察官は本署へ通報しなかった。この時、まだ、携帯電話は通じていたのだ。
そして、翌朝、また家族へ「これから下山する」との連絡があった。小さな子がいるのだから、警察は携帯電話でふたりの現在地を特定し、その場所を動かない、と指示できたはずだ。まず、ヘリを飛ばして空から捜索すれば、ほどなくふたりを見つけられたはずだ。
ふたりはわからぬ沢などに入り込んだのかもしれない。遭難すると、不安になって、上に挙がるという発想がしにくい。親は山の素人らしい。沢で携帯電波が届かないのか、あるいはバッテリーが切れてしまったのか、連絡が不通となった。装備も軽装で食料もない。沢などで子どもが転落して動けないまま、ふたりとも衰弱したのだろうか。こういうときは、トビやカラスが遺体を狙うものだ。鳥の舞いかたを観てもわからぬところへ迷い込んだのか。