アメリカンフットボールで対外試合出場禁止処分を受けた日大DLの選手が、退部の意向であることが分かった。日大関係者が15日に明らかにした。6日の関学大戦で、パスを投げ終えて無防備なQBに背後からタックルするなど3度のラフプレーで退場し、関東学生連盟から処分も騒動は拡大する一方。責任を感じて決意したという。関係者は反則が内田正人監督の指示だったとも明かした。内田監督は連盟へ10日付で8月末まで現場指導の自粛を申し入れていたことも判明した。
日大監督の指示を「忠実に」守った選手が退部し、反則を指示した最高責任者は、秋からの本格シーズンには復帰するなんて、絶対に不合理だ。関学は17日に記者会見をするようだが、断固たる姿勢を示さない限り日本の大学アメフトのみならず、スポーツ界全体に甚大な禍根を残す。いや、教育とはなにかまでいきつく。大学で闘争ばかりして「教育を受けていない私」ですらわかることだ。