兵庫県で開催中のATPチャレンジャー大会。昨日のシングルス本戦1回戦で、第2シードのダニエル太郎(ATPランク108位)が敗れた。調べてみると、1回戦敗者は520ドルの賞金だけのようです。
6万円にも満たない金額では、旅費や宿泊費もまかなえないではないのか。デ杯の現役選手で、2016年のUSオープン3回戦、あのナダルからセットをとったこともある選手だ。
それだけ厳しい社会と言えばそれまでだけど、あまりにトップ選手との格差が大きすぎる、と思わざるを得ない。別にテニスに限ったことではない。スポーツは本来、みんなが自身の健康のために楽しむものであるはずなのに、オリンピックでの金メダル獲得数が国威発揚とばかりになっている現状には疑問を抱く。